お疲れ様です。今回は行政書士試験ネタです。毎年この時期は試験を終えて結果待ちという方や勝利確定で次を見据えておられる方でネットがざわつきます。なのでたまには私も一緒にざわざわしようと思い、過去の記憶を掘り起こしてみる……今回はそんな記事。
私が試験を受けたのは2020年の11月(登録は2024年1月)です。細かなスコアまでは忘れましたが、記述待たずで合格確定でした。1回で無事に合格できたのはおそらくコロナのおかげですね。本業がやたらと暇になったので、暇な時間を全て勉強に充てた。その結果、合格できた……もちろん、それだけではないとも思いますが。今回の記事では、私が行政書士試験を終えてその後もいくつかの資格試験で実践している攻略法的なものを少し提供できたら、と思います。参考になる方もいればそうでない方もいる。試験勉強のやり方なんて人それぞれですからそれはもちろん良いと思いますが、特に行政書士試験についてはXなんかを見ている限り、非常に効率の悪い方法で勉強されておられる方をお見かけします。その方法で本当に大丈夫ですか? おそらくご自身が一番懐疑的になっておられると思うので、少しでも参考になれば幸いです。
1 六法は特にいらないです
いらない、というと少し語弊がありますが、予備校で教えるような線引いたり書き込んだり、いわゆる「汚したぶんだけ勉強した」みたいな方式ははっきり言って行政書士試験レベルでは無駄です。その時間があれば過去問、予想問を一問でもこなした方が良いです。条文の理解なんかはもちろん知識として武器にはなるのですが、行政書士試験の記述問題の場合、条文知識はどうやってもサブアームを超えることはないので「勉強した気になる」だけのライン引きのような時間は正直、勿体無いと思います。
2 予備校模試はどちらでも
模試そのものは悪いものではないですし、問題を解くスピードに自信がないよという方は一度ぐらい体験しても良いかもしれませんが、行く時間がもったいないですね。もちろん、日頃から予備校通学型で学習を進めている方はそのままの流れで受ければ良いとは思いますが、通信の方や独学、という方は市販の書籍タイプの予想模試で十分です。私は道場の問題集をひたすら周回する割とオーソドックスな独学であったので、2020年直前期に出版された予想問題集、予想模試は全社購入して2回転ずつやりました。全社の模試で記述抜き200点以上を超えられるように論点を整理して煮込んだので、本試験はかなりゆとりをもって取り組むことができました。
3 論点を取捨選択しちゃダメ
ここまでに挙げたような時間の使い方をすれば1年間でしっかり全部の範囲を触れるはずです。大事なのは「全部の範囲を触ること」。一般知識の分野についてはちょっと就活みたいな勉強方法なので少し特殊だけれど、その他の基礎法学を含めたいわゆる試験範囲については全ての論点にちゃんと触ること。商法・会社法をとばすのは絶対ダメ。民法の込み入ったあたりがいい加減になりやすいです。抵当権については根抵当権や共同抵当なども含めて広範の知識をしっかり押さえましょう。最近熱い注目を集めている譲渡担保ももちろんしっかりと。家族法・親族法については興味の有無が分かれますが、試験で問われる内容は割と一般知識レベルなので基本的な論点を漏らさず抑えれば良いでしょう。行政法シリーズはきちんと階層を理解すること。手続全般の話をしているのか、不服審査なのか、それに基づいて大きなトラブル(国賠)に発展しているのか。国レベルの話なのか、それともローカルの話なのか。特に地方自治でつまづかないように、ご自身の住んでいる自治体なんかを思い起こしながら生きた知識として習得されることをお勧めします。一つ一つの論点は暗記していくしかないような部分が多いですが、個別の論点として暗記するのではなく、過去問や予想問からどのような問われ方をされるのか、どのような引っ掛け方をされるのか、繰り返し問題を解きながら覚えるのが良いと思います。憲法についてはとにかくまずは判例を。予備試験対策のような突っ込んだ論点は気にしなくて良いので、行政書士試験用の判例集(100選がダメというわけではないです)で有名どころはしっかり、スキップではなくて一文ずつを丁寧に読み込みましょう。並べ替えろ!と言われればすぐにできるように。憲法でごにょごにょ考え込んでいる時間、多分ないですよ。
いかがでしたか? ここに挙げた向き合い方は実際に私が2020年に本試験に臨むにあたって取り組んだ、その記憶です。そして、行政書士試験後にも衛生管理者など、試験の大小こそあれいくつかの資格試験をパスしていますがやり方は毎回同じ、総当たり、最大効率です。実務においても六法は必要に応じて引くもので丸覚えするようなものではないことを考えれば、六法の「なんとなく大事そう」にその都度線を引いたり付箋を貼ったりする時間は問題を解く、論点を抑えることに集中した方が絶対いいです。やり方に悩んでいる方、もしよかったら試してみてくださいね。

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